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禅僧画私淑 -仙厓:指月布袋画賛- [禅僧画]

次の絵はオリジナル・・・としたかったのですが時間がかかってて
もうひとつサインペンで模写した絵で記事を描きます。

すごく大好きな可愛い水墨画です。

最近、デッサンの教室にもぐりこんでから
(ここ参照⇒http://japan-rising.blog.so-net.ne.jp/2011-08-05
白黒で絵を描いて形をとる訓練したいな・・と思ってたら
日本古来の絵として白黒と言えば水墨画があるじゃないか^^・・・
と思いだしました。

あれこれ画集を立ち読みして水墨画の表現の豊かさを
味わいつつ・・・ちょっと漫画ちっくな水墨画を見つけてこれはおもしろいなと見いってました。

江戸時代に禅のお坊さんが教えを説くためにさらっと墨で絵を描いて
近所の文字の読めない人や子供に仏様の教えを説いた方がよくいたらしいですね。

その絵がユニークで有名なお坊さんが二人います。
一人は白隠、もう一人は仙厓(センガイとよみます。ガイの字はコンピュータによっては読めないかもしれません。
生涯の「涯」のつくりの方です。)というお坊さんです。

そのうちのセンガイさんの絵を模写しました^^

sengai_mosha.JPG

なんというか・・・元祖ゆるきゃら・・というか・・・
力が抜けるようなタッチですが^^
この人の描く絵はいつも人が笑ってる感じでとてもなごみます。

もうすぐ福岡の出光美術館で展覧会やるらしい。(9/9~:見に行きたい^^)
東京の出光美術館では去年だったのですが、しらなくて行けませんでした。

文字(絵に添えられた文字は「賛」といいます) 『お月様 幾つ 十三、七つ』・・・と書いてあるようです。
当時みなが歌っていた子守唄らしいです。

幾の字がどう書いてあるのかよく分からないので、うまく書けてないかもしれません。
間違ってたらすみません。(くずし字の勉強しなくちゃと思ってます)
布袋様のようですがひげたっぷり、おなかぽっこりで笑ってます。
子供はお尻丸出しで突き出して両手あげて笑ってますね。

小さな時に口減らしのために出家させられたそうです(11歳)。
長じて名門寺院で学問がしたいと門をたたき、断られたとか・・・

小柄であまり容姿のよい人でなかったようです。
自分のことを猿の日干しと言ったとか・・・
博多のお寺の住職を二回務めてます。
晩年は近所の人の相談に乗ったりや子供の相手をしてとても親しまれてたようです。



可愛いタッチで人を食ったような絵を描きます。

座禅で人が仏になれるなら・・と賛を添えて、カエルの絵を描いたり(カエルはいつもざせんしてるだろ・・ってことでしょうか^^)

6人の老人が体の弱いとこ自慢みたいに愚痴をこぼしてるけど、みんなにこにこ笑ってる。(年とったらみんな同じだよってことでしょうか^^)

激しい人生を送ったようで自殺未遂だのいろいろ悩み多いひとだったようですが
人に愛されたようですね。最後に「死にとうない」と言葉を残したようです。

いくつか水墨画とセンガイ和尚に関する本を紹介します。

死にとうない―仙〓@45DB@和尚伝 (新潮文庫)

まず小説です。この和尚さんは人物としてとても魅力を感じます。絵のブログなんですけど、お坊さんの考えとか生い立ちに興味ある人は是非どうぞ。優しい絵を描く人はいろんなものを見つめてるんだなと思います。

 ちなみにすごい細密な水墨画も描けた人のようです。ただ画僧ではなく禅僧として生きたかったんだと思います。




白隠・仙がい    水墨画の巨匠

 白隠和尚と一緒に作品を集めた本です。禅僧画の独特の味わいがありました。白隠和尚の達磨の絵もいつか模写したいと思ってます。(白隠は若干朱の色をつけたりしてもうすこし絵としてできがいいです。)


水墨画発見 (別冊太陽―日本のこころ)

これは水墨画一般のいろんな作者のもの(中国のものまで)が紹介されてます。
水墨画全体を知りたい人はこちらがいいかと思います。
白隠は結構載ってますが、センガイ和尚は・・・この絵だからな・・・あんまりのってなくてかつメジャーなゆるきゃら画はありません。上の記事に描いた老人が6人出てくる奴とか・・・(逆にこれは他のセンガイ画集にあまりのってないのですが・・・)


センガイ和尚だいすきです。クレーの天使よりいいいかも^^
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かるーくイラストも描いてみた・・・「やんちゃな猫」 [さらっと筆ペン画]

時間ばっかかけて出来上がるのが遅くなるのもつまんないので
かるーくイラスト的な絵も描いてみました。

筆ペン画・・・
ちょっといたずらっこな猫を描こうと思って^^

img024_2.JPG

筆ペンはちょっと線に強弱つけるのがやり易いなぁ。
かな書道の道具としては厳しいと感じたけど
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絵のサイズと公募展応募について調べてみました。 [絵の練習]

いろいろ絵を描き始めると
通るかどうか別にして
公募展ってどんな規定で募集してるのか気になりました。

ちょっと調べてみると
・・・・すごく大きな絵でないと受け付けてくれないんですね・・・・

20号とか50号ってどんな絵なんだろう・・・と
思ってみてみました。

縦横の比はF(人物画用)とかM(海洋画用)とかS(正方形)などといろいろありますね
長い方の辺のながさで号を言うようです。・・・はじめて知りました^^。

下に表にしたので・・・20号ってこんなにでかいの?とびっくり。
100号っていったらちょっとした人の身長くらい。

公募展はだいたい20-50号くらいを募集してることが多いです。
プロも混じるようなのだと200号とかもありで
3点で合計の号数が300号まで・・・なんて面白い規定のところも見かけました。
(100号三点でも、200号一枚と50号二枚でも・・・)

かと思えば地方でサムホール受付、賞金はなくてその画廊で個展をする権利を賞とします・・とか
画力を見るのに大きさはいらないということなんでしょうね。
僕はとりあえず誰かに見て欲しいのでこの公募はとても魅力ありました。

30号くらいで作品作っておくと応募の選択肢が増えそうです。

号数 日本サイズ フランスサイズ
長辺 Fサイズ Pサイズ Mサイズ Sサイズ 長辺 Fサイズ Pサイズ Mサイズ
Figure
(人物)

Paysage

(風景)

Marine
(海景)
Square
(正方型)
0 180 140 120 100 180 140
1 220 160 140 120 220 160 140 120
SM 227 158  −
2 240 190 160 140 240 190 160 140
3 273 220 190 160 270 220 190 160
4 333 242 220 190 333 330 240 220 190
5 350 270 240 220 350 350 270 240 220
6 410 318 273 242 410 410 330 270 240
8 455 380 333 273 455 460 380 330 270
10 530 455 410 333 530 550 460 380 330
12 606 500 455 410 606 610 500 460 380
15 652 530 500 455 652 650 540 500 460
20 727 606 530 500 727 730 600 540 500
25 803 652 606 530 803 810 650 600 540
30 910 727 652 606 910 920 730 650 600
40 1000 803 727 652 1000 1000 810 730 650
50 1167 910 803 727 1167 1160 890 810 730
60 1303 970 894 803 1303 1300 970 890 810
80 1455 1120 970 894 1455 1460 1140 970 890
100 1620 1303 1120 970 1620 1620 1300 1140 970
120 1940 1303 1120 970 1940 1950 1300 1140 970
130 1940 1620
150 2273 1818 1620 1455 2273
200 2590 1940 1818 1620 2590
300 2910 2182 1970 1818 2910
500 3333 2485 2182 1970 3333

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絵を描くことについてその気持ちを伝えさせてください。 [読者さんとの交流]

どうも繰り返し見てくれてる方が居るようだなと思い
このブログの話題がころころ変わるのであきれられないかと
心配でそういう方に向けて、どんな気持ちでこのブログ書いてるのか
作品作ってるのかをお伝えしたいと思いました。

通りすがりの方だったらすみません。
これは絵を描いてお見せしたり、有名な展覧会の感想を述べてるアマチュア美術ファンのブログです。
そろそろ二ヶ月くらいになるブログです。

僕はこのブログはじめて1ヶ月くらいで
その間、仕事を普通に持ってるサラリーマンとしてはわりとたくさん絵を描きました。
絵は実はそんなに経験ありません。

高校のとき、美術の授業が好きでしたが
授業の時間と家でちょっとまじめに絵を描きました。
面白かったのでアグリッパっていう石膏像をデッサンして
すごく先生に褒めてもらったのを覚えてます。
ねり消しゴムで白く抜くのも、ティッシュで肌のような感覚を出すのも
描くことなんだ・・とか教わったのを覚えてます。

小学校のとき写生会で賞状もらったことがあって
あまり人に褒められることもなかった幼い頃にとても
よい思い出になったなと思います。

でも美術部じゃなくて柔道部でした。
普通に受験勉強もしてたし、
美大なんてありえませんでした。
裕福な家でもないし、勉強して働かなきゃと大学は理系の工学部にしました。


仕事はSEしてます。
コンピュータを使ってもらうように大きな法人のお客さんに
ヒアリングしながらしこしこと働いてます。

誰でもできるし、優劣はあれど、誰もが同じようにやるべき仕事をしています。
誰かの役に立ってるかといえば立ってると思いますが
時間を売ってるように感じます。

仕事は楽しかったのですが、
先日の地震の災害で食料がないとか飲料が無いとか
そういうことで苦しむ人を見て
コンピュータのシステムの仕事はそんなに尊くないんじゃないか
という気分がどうしてもぬぐえませんでした・・・。

江頭2:50さんが物資を届けにトラック飛ばしたという話を聞いて
すばらしいと思うと同時にその自由さがうらやましくもあり
自分がなんと囚われた環境にいるのだろうと思いました。


僕はコンピュータを使う仕事をやめることはできないでしょう。
自分たちが発明した道具に言うこと聞かせるためにソフトだのプログラムだの作って
人に使わせる仕事です。

そして僕のお客さんはその仕組みにへばりついて日がな同じ仕事を繰り返す仕事をしています・・・・。
工場や倉庫で物を作ったり、運んだり・・・大切な仕事ですが
僕は今の自分の仕事よりルーティンで大変な仕事だと思います。


人の気持ちを明るくすることがしたいと思いました。
絵とか、音楽とか、パフォーマンスのなんでもよかったのかもしれません。

何か今の人の心に届くことがないかと思って、仕事へのモチベーションをなくしつつ
(とはいえ、ハードなプロジェクトでぼろぼろになってましたが・・・)
日本画のとある解説書を見て、すごいと思ったのが今年の5月末くらいのことでした。

むさぼるように日本画の解説書を読んでは、休みに美術館に行きました。
忘れ去られてるから、所蔵してる絵がいつでも見れるわけでもなく
ちょこちょこ展示代えされてるということも知りました。
見たこと無いけど見たいから図書館で画集をあさって眺めてみたり。


一つ前のブログ記事に紹介した米国人のプライスさんの時代なら
忘れ去られている絵を骨董屋さんで買いあさることもできたかもしれません。

今はそんなわけに行かず、とにかく見に行くしかなかったのです。
絵は描く人によって、あるいは同一人物でも描くタイミングによってまったく違う絵になります。
似てる絵は描けるけど、まったく同じ絵は自分の絵でも描けない。

絵を描くのは構成を考えるのも、実際にそれを表現するのも大変ですね。やってみてそう思います。
名画を模写をしてるのは構成を考える手間がないし、どれもそれなりに評価されてる絵なので
一足飛びに絵を描く楽しみが味わえると思ったからなのです。

でも絵を描きながら、その人のほかの作品とか夥しい努力の跡を追いかけていくと
画家というのが如何にものをよく見てたのかを強く感じてそのことの新鮮さを実感しました。

日本画の題材になる草花はどれもそこらへんに普通に生えてるものです。
美術館に行かなくても通り道になんどとなく目にしてるどこかにあって
たとえビルの狭間でもそこだけ切り取れば数百年昔の巨匠が描いた植物と同じものが見れます。
たくさんの画家が描いた草花や小動物は今でも見れるなんの変哲も無いものですが
それを何枚も見てから道端の草花を見つめると
画家たちがなんとつぶさに命を見つめていたのだろうと驚きの念を抱かずにおれません。
たった一枚の葉っぱでもすばらしい神秘の事物だなと感じるのです。

人間や風景を描いたものも同様で、浮世絵のようなものでもなんと人の表情とは魅力のあるものか
と考えさせられました。


こうやって古人のやったことを模写して(しきれないほどに難しいのですが)、とにかく自分も筆使うとオリジナルの作者がなにをやろうとしてたのかがなんとなくつかめそうで楽しくなったのです。

自分でもオリジナルを描いてみたいとかそんなことを思います。
プロでもなんでもなく、売れるわけでもないし、どっかの展覧会に出したいわけでもない。

自己満足・・・もいやです。
描くなら、どんなに関心も無い人もなにか引き込ませるような絵がいい。
派手である必要もないし、高尚なものを描く必要も無いと思います。
草花はそれがそこにあるだけで神秘だし、どこまでも描ける。

今度はオリジナルを描きます。
花が好きなので花を何個か描いて
その中に小人を置いてみようかと思います。
コロポックル・・じゃないけど、花や草を等身大で見つめる小人を置いてみたいです。
その小人は男の子の子供にしようと思います。
なんでも驚いてみることができるし、にこにこと笑っているのが似合うように思うから。
小人は可愛くファンタジックに、でも花は僕が描ける最大のリアルさで描こうと思います。

しょせん美術を専門にやった人にはかないませんが、
可愛いとか、花は綺麗だとかそういう気持ちを見る人がちょっとでも感じてくれるような絵を
損得抜きかつ自己満足でないものになるように描きたいのです。


これからも昔の人の絵を見て、感じその気持ちを人に伝えたりしたいです。
そして絵を描くことで自分の眼が育つことを喜びたいですし、
自分が見たものを作品にしたいと思ってます。

誰の評価も要らないけど、誰にも見てもらって幸せになれる絵が描きたいです。

今だいたい下絵のトレース(スケッチからのトレーシングペーパへの転写)が終わりました。
アクリル絵具を下塗りした色紙に転写しようとしてるところです。
これは気の済むまで時間使おうと思います。

独り言みたいな長文に付き合ってもらってありがとうございます。
もし繰り返し見てくださってる方いたら、ありがとうございます。
うれしくて描く元気をもらえています。
タグ: 絵画

琳派私淑 -鈴木其一の掛軸 from ジョープライスコレクション- [琳派]

伊藤若冲の膨大なコレクションで知られるアメリカの
ジョープライスさんの所有するコレクションから
次の私淑(模写・・・というよりいいでしょ)対象を探してました。

いろんな絵を持ってるんですね・・・。
若冲を模写しようかと思ったけど・・ちょっとひるんでしまいました。
(南天雄鶏図などまじめになやんだ・・・かっこいい・・)

其一はこの間朝顔描いたばかりなのに
みてたら描きたくなりました。

紅葉楓図掛軸」

momiji_2.JPG

原画はもっとくすんだ感じで葉っぱも多いです。


ほとんどオリジナルになってますが・・・(原画に似てない)
なんかパステルっぽい色で日本画タッチの絵を描くと気持ちいいですね。


こんな風に描きました


・色紙にアクリル絵の具のガッシュを使って白を一面塗り
・マスキングテープを使って白を真ん中と横に残しながらパステルイエロー(ガッシュ)を塗る
・リキテックスの透明アクリル絵の具で赤やオレンジや黄色の紅葉を元の絵を見て描く・・
 (正確にかけてないので葉っぱが枚数減ってたり、一枚一枚が大きくなってたりします^^
  もうオリジナルですね。)
・右の楓描く
・枝やつたをかく(茶色ベース)
・掛軸の間などマスキングしながらティッシュで何筋か金色の絵の具を薄く塗りつける(日の光)

本物に必ずしも似てないけど、明るい感じに描いてみてもいいなと思って遊んでみました。
マスキングテープできっちり塗り際が切れてて、二幅の掛け軸が一枚の色紙に収まったのが
いいなぁと思ってます。
絵を描くって楽しいなぁ・・・^^




今日の原画出典であるプライスコレクションについて

今日描いた絵の元は
プライスコレクションという中にあり、もはや日本にはない作品です。

ジョープライスさんは若いときにヨットであちこち冒険してたようですね。
アメリカで伊藤若冲の掛軸(ぶどうの絵)を見て、日本の絵だとかなにもわからないまま購入。
あれこれ集めてるうちにいつの間にか江戸時代の日本の絵ばかり集まってたそうです。

日本に来ては絵を見て名画に臨むと泣くのだそうです。
僕・・なんとなく気持ちわかります。一度お話してみたい。

特に伊藤若冲(下のリンクの本の表紙写真にあるにわとりの絵などが有名)の作品をたくさんもっているんですが
そればかりか呉春だとか、抱一、其一といった画家の絵もたくさんあります。
自宅は日本人以上に日本的でいまカリフォルニアに日本画ばかりを集めた美術館を作るのに協力してます。
死後、所有作品をすべて寄贈する予定だとか・・・

ものすごく丁寧に作品を持つ方で、日本画の研究者が尋ねていくといつでも見せてくれるそうです。
掛軸などの手入れや展示はご自身でなさるとか・・・

この人のような人の手にあってここまで愛されているなら
名画の流出もいいことなのかもしれないなと思いました。

↓下の本の中で見つけました。
プライスさんのコレクションのいいとこどりの紹介だけでなく
若冲の名画の解説や彼の日本画の見方解説など興味深いです。
大きくて迫力あるし、MOOKなので手ごろでおすすめの一冊だと思います。

若冲の衝撃 (和樂ムック)

若冲の衝撃 (和樂ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/11/19
  • メディア: 大型本




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菱田春草のこと・・・ [近代日本画家]

最近とても気になる画家が居ます。(もう・・タイトルに書いてるけど)

明治時代の終わりにあまりにも若く(満)37歳で亡くなり、
僕は最近までその人の絵は2枚しか知らなかったのですが
すごく気になってたのです。

その二枚の絵はどちらも重要文化財指定されてます。
重文指定はなかなか明治くらいの新しい作品でつくことはありません。

短い生涯なのに死の3年前に網膜炎と目の病気を患って
絵画制作を医師に止められて、死の直前には失明してます。

岡倉天心という明治の美術界をリードした人の愛弟子で
(同期に下村観山がいます。)
財政難でも絵を描いて、家族で生活費の安い茨城に引っ越してたり・・・

僕が知っていた二枚の絵は
「落葉」

「黒き猫」
です。
猫は絶筆だそうです。

僕には落葉の方がインパクト強くて、実物が見たくてたまらないのですが
永青文庫という美術館(細川家のコレクション展示館)にあってなかなか出てきません。

若くして亡くなられたので
重文が二枚・・・たぶんこれがベストくらいだろう・・・と高をくくっていたのですが

とある本屋で小さい写真文庫で「菱田春草」のタイトルがあるのを
見つけて、立ち読みしたら買わずに居れなくなりました・・・・



菱田春草 (新潮日本美術文庫)
←この本です。
小さな本ですが、彼の魅力を知るには十分・・
(あまり高い画集だといろいろな作品に触れたい僕には痛い・・・)

重文指定は少なくとももう2作ありました・・。この近代画家が4枚も指定されてるなんて・・・。



面白い彼のエピソードがたくさん載ってます。
・兄弟は物理や工学で先生になった。
・小学校の先生が中村不折という有名な洋画家で
 「絵をやれ」と進めたら
 将来は法律家になりたい・・と言ってた。
・美術学校に進んだ傍ら英語の学校にも通いダブルスクールだった・・。
・仏画の模写をやるときに古い色を自在に真似て混色する技能を見せた・・。
・インドやアメリカニューヨークで展覧会開いた。(横山大観と下村観山も・・・)

彼は学校の卒業制作で平安末期の奈良の焼き討ち事件の絵を描くとして奈良や京都に取材旅行までしながら
最後には未亡人となった女性が孤児を抱いて夫の遺品と見られる甲冑を悲しげに眺める作品を
提出します・・・
(タイトルが「寡婦と孤児」なので、赤ちゃんはその女性の子ではないのだろうと思います。)

岡倉天心が校長だったのだそうですが、教員たちが迷っていた成績審査で
天心が最優秀に押したそうです。
僕は菱田春草が他人と技量の差を見せ付けるつもりだったなら
もっと別の絵が描けたと思いました・・・・在学中に描いた風景画は古来の
日本画家のTopレベルの人に劣らないと思います。
このときの先生は橋本雅邦という人(この人も重文指定のある当事を代表する画家でフェノロサという外人から洋画も学んだ人です)ですが、まったく劣らないと思いました。

「寡婦と孤児」は技量を見せるにはあまりに素朴な背景・・古めかしい引目鉤鼻の女性・・・
卒業の成績をどうにかしようとしたら不利だと思いました・・・。

技量ではなく画題なのかもしれません・・。
この本にある他の菱田春草作品をみるとこんなにメッセージ性の強い絵は
あまりないように思います。(多少仏教に関係する絵はありますが・・)
基本は技法を模索して試行錯誤を重ねている恐ろしくレベルの高い風景画・・・
だのに「寡婦と孤児」はあまりに叙情的です。
大家となってしまってば描けない絵だなと思いますし
「南都焼討」を描け・・・といわれればこんな絵を描く人だったんだと思いました。

この人はいろんな技法を試してた・・・たぶん長生きしていい絵をたくさん描こうとしてたんでしょう。
「○○を描け・・」とお題が決まれば
「どう」描くかに気持ちの問題を持ち込める叙情性があって
気の向くままに描いてる時期(卒業後ほとんど)は
まだ修行中の意味なのか、風景を「どう」描くかを一生懸命模索してたんだろうと思います。

彼が朦朧体というぼやけた景色のスタイルを確立して
そのぼやけた景色にあわせて小さな小さな鳥の群れる影を置く絵のリアリティは
「あ・・・その景色みんなのまぶたの中にあるよ」
と感じさせられます。(夕の森@飯田市美術館、雨後@山種美術館など・・・)

かと思えば、墨だけでそれ以前の水墨画のスタイルとぜんぜん違うタッチで写真のようにリアルな
絵を描いてみたり・・・(寒林@霊友会:こちらの方が朦朧体より古いです・・・)

落葉@永世文庫は琳派の画風を感じます。でも真っ白なイメージでどこに焦点あわせて見ればいいかよくわからない不思議な印象・・・。すごい心に残る。
なかなか公開されないのでちょこちょこチェックしようと思ってますが
都内で見れないものか・・・(永世文庫の作品はサテライト的に熊本の美術館で展示されます。細川家ゆかりの地だからだと思いますが・・・)
絵のタッチが似てる武蔵野@富山県立近代美術館も興味ある・・・

多作です・・
名作というかあまりにもすばらしい絵がたくさんあって
見たいのですがあまり展示されてない・・

まだ江戸時代の有名な画家なら、大きな展覧会で人を集められるかもしれませんが
明治だとつらい・・・

洋画も日本画も含めていろんな絵を見つめて行きたいと思うのですが
日本画は洋画にくらべて人気がないのか膨大な所蔵作品があるのに
展示されてないものが多い。

明治以降は特にそう・・東山魁夷とか例外はあるけど・・・
もっともっと見られなければいけない画家がたくさん居る
ように思うのです。

こんなブログちょこちょこ書きながら
みんなで日本画はやし立てて人気に火をつけて展示させたい・・・

という気になりました。


空海もギリシャも見てきたけど&今その記事書いたほうがブログ見てくれる人が多いと思うけど
なんかこの画家のことが書きたくなりました。

技法の探索に明け暮れる彼が長生きしてたら晩年にどんな画題を見出して
どんな絵を描いただろうとしのばずにはおれません・・・
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日本画どうぶつえん -前期展示-

近代日本画専門の山種美術館に行ってきました。
この美術館は大変好きな美術館です。
もっと広くしてたくさんの作品を見せて欲しいが
この狭い空間でちょこちょこ展示変えして
何度も人を呼び寄せないと経営が成り立たないんだろうなぁ・・

行き方は前にも書いたとおりですが
恵比寿駅からバス(学06日赤医療センター行)で広尾高校でおります。

山種美術館の展示はいつも不思議^^。
今回展示もしてないのに日本の動物画では歴史的に伊藤若冲などすばらしいものがあったなど
観客が混乱するんじゃないかと思うような説明あるかと思えば
今回の展示では「○○」と「○○」がすごいです^^みたいな・・・あいさつ文。
親子連れ狙ってるようにみえないし・・・
あの狭い空間にせいぜい60枚の絵があるだけ、
しかも掛け軸みたいなのがほとんどなので
一般の感覚で正直1000円は高いと思う・・・。

だけどいつも人が結構いる・・・。
(最近いった空海展に比べればすかすかですが・・・)
みんな常連なんだろうか?ちなみに僕も繰り返し来ている人だ。
でも一年もするとまた同じような展示が繰り返されるし・・・

今回はタイトルに見る通り動物画に焦点当てての展示。
夏休みの親子づれにアピールしてるようですが
まったくといっていいほど親子づれは皆無。
(カップルは多かった^^ 意外・・・)

僕にとって一番印象深かったのは山口華陽さんでした。
ですがその分思い入れも感じてしまい感想が長文になるので最後に述べます。

まず他の画家の作品の感想から・・・(それもすばらしいものばかりです。)
どれもすばらしいけど特に印象に残った画家や作品を自分の振り返り用に感想記します。

会場入るとまず竹内栖鳳(せいほう)の班猫(はんびょう)があります。
8月21日までの展示でかつ近代作品では珍しい重要文化財指定を受けています。
なんとも写実的な猫です。
伝統的な日本画の材料で描かれているけど緑の眼とか毛の一本一本が緻密に描き込まれてて、入場者がみんな一瞬無言になるのがわかります。
背景に金の砂子が吐かれてたり、緑の眼の一部ぼやっとしたところに薄く金泥が塗られてたり、まったくの日本画の材料だけど、洋画のようにも見え、写真に迫る写実なのにどっかふわふわした夢見ごこちな猫でした。

竹内栖鳳は他に「鴨雛」という鴨のひながえさ箱の前でじゃれあってる絵などありました。
汚れた雰囲気の家畜の絵といえばそれまでですがリアルで可愛らしさがある。
その絵の横に「竹内栖鳳が動物を描くとその匂いまで描きこむ・・・」という言葉を見てなっとくしました。

次に奥村土牛の絵。・・・・作品によってあまりに雰囲気が違うのでどうしてかなと思い、会場内をうろうろして作品の制作年齢と作風を見直してみました。
作品の展示の順序が制作年と関係ないのでわかりづらかったけど、彼の晩年の動物は鋭く尖った印象。愛らしくなくて狡猾な生きる力に満ちてるような印象でした。若いころは可愛らしいうさぎなど、カップルが「わーかわいいね」ときゃぴきゃぴして見られる絵。あの愛らしくないシャム猫と犬が彼の到達点だと思えばそれもまたわかる。

西村五雲・・・伝統的な日本画の技法というよりは水墨画ベースの手法で白熊がおっとせいを捕まえてるところや若冲のような白目を点描した鶴があります。古い画家は水墨画の手法で細かいところを描き込む人が多いですね。色のある絵なのに背景は墨だけで黒一色ということも往々にしてありますが、墨があまりに変化に富んでいるので一見色がないことに気づかない。他の画家とこの人はちょっと違う伝統の技を感じました。

速水御舟・・・今回はまだ前半展示で目玉の「炎舞」が展示されてませんが、画題がよく似てる「粧蛾舞戯」(蛾が光に向かって集まっていく・・・炎舞より、円が意識されてて幾何学的で図形的です。)
舞妓さんの写実画で日本画に写実の限界を問うたのに最晩年はこういう造形的な絵に向かったんですね(とはいえ若くしてなくなってます。40歳。また人生の後半で交通事故で片足を失ったという経験をしてます。それが反骨的に不細工に写実的な女性の絵を描かせたりしたのかもしれません)
僕はミーハーに「炎舞」や明るい屏風絵(ウサギの居る絵)の印象しかなかった。とっても新しい画風の印象をもってたんですが、今回意外と古風な速水御舟作品をたくさん見れて(しかも必ずしもすごくわかいときに描いたわけでもない)やはりいろいろと模索されてるんだなぁと思いました。
「春池温」という桃の花と鯉が描かれている作品に惹きつけられました。昔ながらの鯉です。池の表面を表現するのに金泥を使って幻想的な波があります。美しいというよりは幻想的でした。

川端龍子・・・この人は印象に残る屏風を描きますね。画集で見て東京にはない美術館で見てみたい作品が多いのですが(例えばもみじが池に浮いてる絵が見たい)、おいそれと見に行くわけにも行かず。今回、屏風が二つも展示されてると聞いて楽しみにしてました。獅子と牡丹の屏風ととびうおの屏風があります。
獅子はまるで猫がじゃれてるように蝶を追い回してます。ライオンを見れる時代の人間なのに昔ながらの伝説的な獅子、牡丹は日本画伝統の美しさ。唐獅子牡丹の伝統の組み合わせにポップな動きが入ってる。なにか挑戦してるのが感じられました。
とびうおは・・魚屋で買ってきたように生々しいのがこれまたでかくかかれてて屏風一杯に飛んでます。昔だったらありえない屏風絵ですね。この屏風で部屋を仕切られたら話題がとまりそう^^インパクト抜群でした。

上村松コウ(皇の上に竹かんむり)・・・鳥をなんどもスケッチしたらしいですね。その難しさと画家の思い入れの言葉とともに作品が展示されててとても感銘うけました。絵を描く難しさと楽しさがわかる。
一枚をあげるのにいくつの習作を描いたんだろうと思います。動物は動くので難しいし、鳥は飛び立つのでさらに難しい。クロッキーも一瞬の動きを思い出して描きつける必要がある。首を傾げてる千鳥が可愛いと思ったらしい。それが確かに描かれてました。花を添えて描きたい・・・日記のように書かれた文をしっかり横につけて展示してくれててこれは山種美術館ならではの展示だなと思います。
美術館があれこれ鑑賞者に先入観をもたすべきかどうか・・という議論もあるのでしょうけど、昔の作品はその作者の気持ちを理解してみてみたいので僕はこの展示方法に賛成しています。

一つしか作品がなくて(本の一部を開いた状態)それでもとても印象深かったのが漆絵の柴田是真です。
蛙が枯葉のびわで演奏してる絵・・。漆の渋さで特別な味わいがあります。蒔絵が専門だったらしい。
ユーモラスで装飾的で細密。とても小さく細い線で構成されててどうやって描いたのかびっくりします。

わたくしごとですが、今度蒔絵の体験しようと思ってますので大変よい刺激でした。もうアクリルでやっていくと決めたので、今度は漆絵もしようとか画材をあれこれ変える必要ないと思ってますけど、いろんなことを体験して楽しむってことは大事ですね。


さて最後に山種美術館の展示の仕方の魅力と山口華陽のことを・・・

僕は日本画って年取っていろんなものを見てきた人に
訴えるものが多いと思ってます。
何枚も見てると画家の名前を覚えるし
その画家がどんなものをおっかけて描いてたのかがなんとなくわかってくる。

美術館に行って昔の画家の作品を見ると、いろんな人が目の前のものからなにかを
切り取ろうとした跡が伺える・・・それに勇気付けられることがある。
本当は何を考えて描いたのかわからないけど、僕自身が想像することもできる。

山種美術館は初代の収集者が実際に交流のあった画家から直接寄贈を受けてたり
それらの画家を経済的に援助したりしてたからか、画家の思考も一緒に展示できる
ノウハウがあるようです。いつもいいなと思うのが、絵を描いた画家が当時の新聞や美術雑誌に
対談でこんなこと言ったよ・・・というような言葉が添えられていることです。
古い画家じゃないので考えてたことがよく記録に残っててわかる。


前回の展示で東山魁夷が言った事に僕は大変感銘受けました。
(⇒:http://japan-rising.blog.so-net.ne.jp/2011-07-22-1

今回もそういう説明が随所にあった。
(親子連れに見せる説明ではないような気もするが・・・)

個別作品の感想の前に今回特に興味深かった画家の言葉を引用します。
(館内で写真撮影はだめなのですが、美術館の人にお願いして紙と鉛筆を借りて
 書写させてもらいました。)

今回特に見たくて心待ちにしてた「木精(こだま)」という作品の作者、山口華陽の言葉です。
「絵が描きとうて」という記事に書かれたことらしいです(日経新聞だったかな・・これうろ覚え。出典書き忘れた^^)

『それでは何故動物が好きなのかといえば、動物は生命力が旺盛であるからだということになる。
もちろん生命力と一言で言うが、その有り様はさまざまだ。
黒豹のように精悍そのものといった生命力もあれば、蝶のように可憐な生命力がある。神秘的な生命力、弱々しい生命力というようなものもある。要するに生ある動物は、それ自体が自在で豊かな表情を持っている。私はそういうものを描きたいと願っているわけだ。

-中略-

古い時代の動物画には動物を神格化しているものが少なくないように思う。神様のような動物画が多かったように見えるのだ。それが段々時代が下るにつれて、身近なものになってきている。神様のような動物から人間に愛される動物になってきている。私はそれをもっと推し進めて、最も人間に近しい動物画、人間くさい動物画を描いてみたいと思っている。花でも動物でもその中の生きた生命を見い出したい。借り物でなく、自分の眼で見た生きた気持ちを出したい。私が念願しているのはそのことだけだ。』

生まれたばかりの牛を書いた絵の横にこんな言葉が展示されていました。
その牛が目の前の景色を見て世に出たことを理解し始める茫洋とした表情が見えます。
まるで呼吸をしているような息吹が感じられた。

有名な「木精」でなくて、牛の絵(「生」という作品)のよこにこの言葉がありました。生まれたばかりの子牛(といっても大きく見えました)なのだそう・・。

横の添え書きを見て、僕にはこれからこの幼牛が立ち上がり、生きていく姿が見えるように思えました。
山口華陽という人はなんと温かいまなざしで生き物を見つめていたのだろうと。

木精は樹齢の長い木の根っこが光ってるような不思議な印象の絵ですが、これも樹齢の長い老木の命を描いてみたかったと言われて見てみると山口華陽という人が如何にまじめに命に向き合って絵を描こうとしたのかわかります。

技術は確かに最高なのだけど、技術でなく絵に閉じ込められたなにか魂のようなものを感じずにはおれない。
なんだかよくわからない感情がこみ上げてきて、牛の絵の前で少し涙が出ました。
(自分で自分が頭おかしくなったんじゃないかと思うくらいですが、じわじわと止まらなかった。)

コンピュータで絶対に真似のできないことをやりたい・・と最近つくづく思うのですが
立ち去ったあとに思い返すとこれがたぶん答えだなと思いました。

山口華陽さんなら「借り物でない・・」と書けるけど、僕はまだとてもとてもだけど時間かけて絵を描き続けて行きたいと思いました。
まず技術を身につけなきゃいけないけど、根っこになる何かがしっかりとしてないと絵は描けない・・・
というかそういう絵が描ける人があとの人に愛される絵が描ける人だと思います。
誰に賞賛される必要もなく、ただ描いて哲学を確立することがあってもいいんじゃないかと思います。

画家は観察して世界を切り取る人間だと思いました。
世界は決して単純じゃない。何を切り取るか。どう切り取るか。
(抽象画家だって、一度はなにかを切り取って頭の中で発酵させて見せてくれてるといえばこの範疇だと思います)

蟻であれ、草花であれ、どんな小さな生命にも人間があと何百万年かかっても解き明かせないルールで精巧に構成されているし、物質としてその生きるということをよしんば科学が捉えてもどうしてその生き物が生きているかは
きっと捉えられることはないでしょう。

魂が命に宿るメカニズムも、なぜ生き物が生きようとするのかその目的も人間にはわからないものだけど
それを見つめた人には見つめた人だけが理解できる世界があると僕は思います。
今日、山口華陽は僕にとって特別な画家になりました。見に行ってよかったと思う。


P.S.
長くなったなぁ。空海とかあれこれ見てきたので記事書きたいんだけど・・・^^
長文お付き合いいただいてありがとうございます。
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(お手軽アート)琳派風朝顔のコースター・・・ [おもてなし作品]

このブログは日本画の魅力や絵を描く楽しさをお伝えしたくて
書いてます。

以前、鈴木其一(すずききいつ)という琳派の画家の朝顔を模写して
このブログに載せましたが・・・
http://japan-rising.blog.so-net.ne.jp/2011-07-28


模写をもうちょっと気軽に楽しめないか・・・
模写というより一部を切り出して
身近な生活雑貨みたいにして楽しめないかなぁ・・と
いろいろ考えてこんなことしてみました。

・・・って言うのはみんなにもわかって欲しい楽しみなのに
面倒くさくて敷居が高いのかと思って・・・

僕自身は絵がうまくなりたいし
よほど金が有り余ってたら美大にでも入りなおしたいけど
一方美術とか綺麗なものは身近において楽しまれてこそ命が宿る
と思ったりします。

みなさんがかるーく楽しめる方法ないかな・・・
あ・・綺麗私もやってみよう・・・・みたいな気分になることが編み出せないかな・・・・と。


『用意したもの』
・デザインカッター(ペンのようなカッターで絵の一部などを切り抜くもの。)
・カッター下敷き
どちらも100円ショップでした。ふつうのカッターでもできると思います。

・75mm角の色紙(ちょっと高級な品揃えのよい文具店で買います。)
だいたい一枚40-50円でしょうか・・・

近くにない人は通販でとなりますね・・・割高です・・・安くするにはロットを大きくするしかない・・・。
楽天で調べたけど一枚売りってことなくて(あたりまえか・・・)
↓もしお近くにない場合はこんなとこから、

ミニ色紙奉書










⇒でどうするか^^?
①模写したい作品のコピーを色塗りしたい色数だけ複数とる。

②カッターでコピーを切り取り「型」を
つくる。
このとき葉っぱは緑・・・緑にぬる物として一枚型をつくる。
花は別の色・・・と僕の場合は2つ型を作りました。

kata.JPG

↑左が原画を模写したい絵からスキャンして部分クローズアップしたもの
(一部修正したりしてますので原画にぴったり同じ部分はありません。ここまで行くとほとんどオリジナルです。)

真ん中が葉っぱの緑の型(使用後なので緑になってます)

右が花の型

下にカッターとマット


こんな準備して、いつものアクリル絵の具を
下地に
・パステルイエロー、ライトゴールド、黒、・・いろいろ思い思いの色を塗る。


③後は色を順番にぬります。
このとき注意していただきたいのは絵の具が生乾きになるようなタイミングでやることですね
(型の端で絵の具がたまっちゃうので滲みます。)
あえてやるのも一つの手ですが・・・
大き目の平筆で薄く塗るか、細い筆でチュープ直だしで塗るかがいいと思います。

絵の具がもったいないので10個いっぺんにやりましたがこれはもちろん一枚でやっていただいて
いいと思います。
一枚にするとついつい凝ってしまって書き込んじゃうので^^気楽に誰でもできる方法を模索したら
型塗りにたどり着きました。


さて・・・こんなのできました^^
coaster.jpg

写真だといまいちつたわんないけどとても気に入ってます。
自分でつくると愛着わきますね^^

アクリル絵の具なので水をはじきます・・コースターなどにしてコップをおいてもいい。

アクリル絵の具の味わいがすきなのでこうやってます
(絵の具会社からなんかもらってるわけではありません)
が、この後にご紹介するようなちぎりえセットなら700円+送料くらいで一つづつ楽しめますね^^
いろいろ素敵なデザインがあるので自分でもやってみようかなと思いました。
(もちろんオリジナルのデザインで・・・あ、ちぎり絵だとコースターにはできないですが・・・)



■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ あやめ/JAN4549478365328 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ たんぽぽ/JAN4549478365182 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ さくら/JAN4549478365199 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ 紅梅/JAN4549478366691 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ ききょう/JAN4549478365243 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ ハイビスカス/JAN4549478365236 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ おひなさま/JAN4549478366738 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ シクラメン/JAN4549478365168 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ もみじ/JAN4549478365373 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ ポインセチア/JAN4549478365274 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ コスモス/JAN4549478365366 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ すみれ/JAN4549478365304 【和紙・ちぎり絵】
■和紙ちぎり絵制作セット ミニ色紙サイズ バラ/JAN4549478365205 【和紙・ちぎり絵】


僕だったらバラとかポインセチアがいいかなぁもみじもいいかも・・・みたいに思いました。
このブログ書くので小さい色紙のリンク見つけてたら
こんなの見つけて、楽しそうだったのでご紹介しますね。

あと作品はこんなので飾ってもいいかもしれません。
 ミニ色紙掛



社会人向けデッサン学校の無料体験に潜入! [絵の練習]

僕は高校生のとき美術選択でした。

・静物の木炭デッサン
・石膏像木炭デッサン
・友人の顔木彫レリーフ
・静物油絵
・・・・・などなど
1-2年の間だけなのでたいした量描けず
油絵の具も大学で実家はなれて卒業して帰ってきたころには
すっかり捨てられてた^^

ようはちょっとかじった程度
そして長い長いブランク・・・・

最近、思いつきで絵を描いたら
なんかはまっちゃったな・・・楽しい・・・ (でこのブログに作品載せて遊んでる・・・)

楽しいけど未熟さもよくわかる・・うまくなりたい・・・切実^^・・・・胸がいっぱいのこの気持ちをどう表現しよう^^
絵がうまくなるにはどんなことをすればいいんだろう。
うまい人はどんなことをしてるんだろう・・・

と職場の近く(外苑前なんですが)の本屋にたまたま
美術関係の雑誌や画法書とかたくさんあるので かなーり立ち読みしてました。

・・・・美大・・・・高校のころまったく興味なかったんですが
もし美大に行ってたらどうなってたんだろう・・・とかね・・・

思って月刊美術とかの別冊で美大進学特集号ってのを読んでみると
どの大学も受験では3-6時間程度の時間内にデッサンを描かされる。

東京芸大の絵が専攻の人だとさらに絵の具使って・・・
・まず学内ですきなとこに陣取って実物見て描け
・自分の部屋を思い出して描け
・自画像を描け

ちなみに東京芸大もその他の私立の名門美大も
それが絵の専攻でなくても(造形とか工芸とかデザインやCGでも)
デッサンは必須科目・・・


いい絵が写実的である必要はないのでしょうが
その気になれば正確に事物を切り取る目は欲しい・・・
アマチュアのたんなる下手の横好きながら僕も絵を描く以上は
そういう技術は身につけたいなと思いました。

美大進学特集号の記事で
高校生で美大進学意識し始めた高二の女の子がちょっとデカめの
スケッチブックでデッサンしてて彼女のデッサン歴というところに
「これまでのデッサン56枚」
とか書かれてる。
でもって対抗する現役美大の二年生(多摩美・油絵科)は
「これまでのデッサン380枚」

高校生の女の子もそこらのレベルで比べるとうまいけど
美大生のは鉛筆だけでまるで白黒写真のように描かれてる。
どうやったらここまでかけるんだろう・・と思わされる・・・
すばらしい技術だなぁと圧倒されました。

よーし僕も100枚くらいは描いてみよう。
そう思った。行動しないとなんか人生楽しめないしね・・・

すごい技術の画家もネットサーフィンして見つけました。
例えば現代リアリズム画家の野田弘志さん・・・
写真のように女性のヌードや動物の骨のオブジェを並べて
描き込む絵は卓越した技術と暗い世界観のどろどろさがあって
引き込まれる。


なんだか居ても立っても居られず。
でもいまさら美大に通うのもなんだし
(夜間とかあるらしいが仕事があって無理
 通信というのもあるらしいけど、それなら一人で描いても同じ)
カルチャーセンターに通うのもいいかもとか
いろいろ考えて、社会人向けにデッサンなど正確な絵を描く技術を
教えてくれるとこはないか探しちゃった。

毎週決まった曜日に夜2時間。月に一回オブジェが変わるデッサン教室というのがあって潜入してみました。

正直毎週必ずはいけない。
月謝が1万程度ですが曜日振り替えができないなどあってなかなか痛い。

だから通うことはないと思うけど、社会人で絵を夜な夜な描いてる人ってどんなことやってるんだろうと
思って興味があったし、人に教わってみたかった・・・・。

2時間の授業の間、まず30分は学校の説明^^ てか勧誘。

「素人で趣味です」と言えば、ビビってやる気なくさないように
「プロとセミプロが集まってますがみなさん美大の経験はないので
 ご安心して取り組んでください・・・」
・・・と気を遣ってくれるのは東京芸大卒の先生(スクール経営者)。

いろいろ質問される・・(早く絵を描いて指導してもらいたいのに・・^^)

絵はずっとやられてるんですか
 いいえ、最近突然思いついて、高校以来ですが我流で描いてます。
 うまくなりたくてデッサンしたくなりました。

どんな絵を描いてるんですか?
 アクリル絵の具で日本画を模写してます。

えー、アクリルはなんですか?
 ガッシュ(不透明な絵の具です。塗るとしたが見えなくなる)使ってます。

リキテックスは使わないんですか?透明なアクリル絵の具は表現力が豊かですよ^^混ぜるとさらに変化があって。
 下が完全に隠れるのと日本画はあまり色数がない絵が多いので岩絵の具の代わりに
 安いガッシュで描いてます。
 っても透明の普通の水彩絵の具よりずっと高いから、
 描きたい絵を決めてから一色づつ悩んで悩んで買い足してます^^

今絵はお持ちじゃないんですか?
 あーもってくればよかった。芸大出の先生に見せるのは恥ずかしいけど
 忌憚ないアドバイスもらいたかったです・・・

ま、こんな感じで会話弾む弾む^^ 絵の練習早くしたいんだけど
孤独に描いてると「どうやって描いてるの?」って聞かれる事が
うれしくてうれしくてつい目的忘れて答えてしまう・・・^^


お仕事は?
 SEです。

SEの方と医療関係の方が多いんですよね。なんででしょ^^ 。お仕事で使うんですか?
 いえ、まったく^^

この学校ゲームデザイナーとかコンピュータソフト業界関係の人で(SEではないが)美大などで絵の基礎をやってなかった人が結構コンプレックス感じて通ってる人が多いらしい。
絵の具を塗る・・ということはしないデジタルなアーティストが多いらしい。
こういう人も原画というか輪郭だけはデジタイザの上でコンピュータぺンみたいなので描いていかなければならないからデッサンだけは欠かせない・・・らしい。

みんな真剣・・・。美大予備校(すいどーばた美術学院とか)に通う高校生とは
たぶん別の真剣さであろうけど気迫はよく伝わる。

先生は多摩美大の油絵でた人とこの学校でデッサン歴7年の人の二人。

描き方はあまり指摘しない方針らしい。
(鉛筆を横にしてシェーディングしなさいとか
 ガーゼでこすってぼかしなさいとか・・・)

ただデッサンなので
「そこは形違うよ。」
↑これは結構指摘されてました。

生徒さんが14人ほど居ましたが ツボや縄や表面が反射するアクリル板などなどのオブジェ並べて取り囲むようにイーゼル立ててB3くらいのスケッチブックに鉛筆で書いていく感じでした。

「デスケ」っていう格子の糸が張ってある枠を通してオブジェ見て
形を一生懸命とろうとしてる人がいたり、あんまり物を見ないで
シェーディングしてツボの表面塗り捲ってる人がいたり・・・^^

面白い・・・この人たちと話してお友達になってみたい気がした

僕はそこにいれてもらえるのかと思ったら
体験の場合はその輪の外で自分の手をクロッキーするんだそうです。
(クロッキーっていうのはささっと輪郭や特に重要な陰影だけ描いて
 形を写すこと・・目を養うのにいいのだそうです。)

僕がやったのは こんな感じです。
te01.jpg

te02_1.JPG

te03.jpg

te04.JPG

te05.JPG

(最長でも10分で一個かけといわれて、5分くらいでばんばん描いてました。)
とりあえず数枚^^ up



楽しい。・・・あっというま。
夜の八時からで、30分勧誘みたいな説明受け、雑談して
一時間くらい描いて、最後の30分は他の人の絵を見させてもらいました。


はじめたばっかの人もいるし、力量の差は歴然・・・。
誰が始めたばかりなのかすぐわかる。(あ、僕も似たようなもんです。決して上から目線ではありません。)
デスケで計ってばかりでなかなかペンが進まない・・わかるその気持ち^^

僕は模写はじめてから、だいたい紙面に点をうって描きたいものの
形をとるようにしてるんですけど、
デスケ買ってもいいかなぁ・・いやこんな道具に頼りすぎると結局
いつまでも形が取れないんじゃないかな・・などと悩みます。


うまい人は大切な線をぼかさないでしっかり描いてるなぁとか
消しゴムの白抜き(光ってるところを表現する。
デッサンでは消しゴムも白いトコを描くために使う道具)とか、
反射面への写りこみはできのよさを分けるポイントなのだなと思いました。

みなさんが真剣なのはよくわかったし、とても楽しい刺激をもらったな。
若い人もいるし、いまどき美大生も入学前にデッサンはするけど
入ってからはあまりやらないとも聞くしこんなとこから明日の
巨匠が出てくるかもしれないなとかいろんなこと考えました。
(最近、カルチャーセンター受講生出身の日展受賞者とかいるらしい
 絵が好きで描きまくってたら美大出を超えたってこと?
 だとしたら勇気もらえるなぁ。)


最後に最近の画家のデビューの傾向について読んだ本で興味深かったものを
ご紹介します。


プロ美術家になる! 泥棒美術学校《実践編》


美大受験で予備校からテクニック叩き込まれることで独創的な絵が描けなくなった人が多いとか
美大出の先生がカルチャーセンターの受講生に教えてたら技量が逆転してて日展受賞したとか
美大出ても絵で食べてる人は少ない、描き続けてる人が結局強いとか・・・
すごく気になることが描いてあります。

美大をあきらめたとか、絵がとにかく好きでうまくなりたい人・・・
そんな人が読むと面白いんじゃないかと思います。
また美大生の方はとても描くために恵まれた環境なのだから頑張れ・・みたいなことが書かれてます。
僕はこの本買ってから、うまくなりたいとちょっとまじめに考えました。



リアリズム絵画入門

文中に紹介した野田弘志さんの書いた本で作例やリアルに描く事の意義を熱く語ってくれてます。
圧倒的な技術だと思う。上の泥棒美術学校に「腕を磨け」となんども出てきますが、この人の腕ほどになれば
なんでもいえるなぁと・・・腕を磨いた頂点をみたように思いました。
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国芳私淑 -山海愛度図絵 ヲヲいたい- 読者に私淑されちゃいました。 うれしい^^ [読者さんとの交流]

日本画を模写してブログに作品をアップしてます。
このブログはじめてから1ヶ月くらいたちます。

よくみたらSo-Netって自分のメアドとかのせらんないのですね。
結構繰り返し来てくれてる人もいそうなのにその方がどんな風に
このブログみてくださってるのか公開のコメントでは書き込みづらい
だろうなと思うので直にメールなどもらったりしてもいいと思うんですが・・

某SNSでお友達の方から、そちらにブログへのリンク送ったら、
このブログよく見てくれてて、
その人以前は高校で美術部だったそうで
面白いと思ってくれたようです。うれしい。

でもアクリル絵の具広げて模写はちょっと無理と色鉛筆でやってくれました。

以前ご紹介した(この記事:http://japan-rising.blog.so-net.ne.jp/2011-07-16
歌川国芳の展覧会のとある絵を



from_friend.jpg

↑こんな風に。猫とじゃれあってる優しい美人が描かれててすごいいいですよね。
写真送ってくださってありがとうございます。(コメント恥ずかしかったら書かなくていいですよ^^SNSでメッセでOK)
はがきサイズだそうです。

僕もはがきサイズの色紙で100均の色鉛筆でやりましたが
色鉛筆はむらが出やすくて難しいですね。でもペン先がとがってるのではがきサイズでもできます。
これ見てると鉛筆も捨てがたいなと思います。

浮世絵。。。というより人物画は難しいです。微妙な顔のパーツの向きや大きさがほんのちょっと元と違っても
まるっきり違って見えちゃうなと以前痛感しました。

以前の記事でも国芳は解説してるのであえて繰り返しませんが
国芳の美人画は一般にはそんなに高評価されないようです。
役者絵とか妖怪とかだまし絵・・そんなのが有名な人ですが
僕にはとても表情豊かな女性を描く人だなと思えました。

その中でもベストくらいに好きなとてもやさしい感じのする美人画・・・
ちょっと紹介したら、鉛筆で描いてくれちゃうなんて・・・うれしいです。
記事掲載の許可ありがとう^^

メールフォームとかちょっと調査します・・
(ごめんなさい。ブログってかいたことなかったから
 そういうコミュニケーション手段がわかんなくて・・・)
いつも読んでくれてる方いらっしゃるようなのでもしよかったら
メールフォーム作成後に
感想(ここがいまいちとか、こうしてくれ・・ももちろん大歓迎)
とかお気軽にお願いします。


江戸猫 浮世絵 猫づくし




浮世絵の猫がたくさんある画集です。
可愛いですよ。模写していただいた作品も入ってますが、
猫尽くしの絵が多い^^ いやされます。
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