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歌麿私淑 -婦人相学 浮気之相- 喜多川歌麿作 模写 [美人画]

今日は前から気になっていた美人画浮世絵を模写してみました。

でも大きいのはちょっとやめて、
はがき大(100×147mm)の色紙に色鉛筆でやったらどんな仕上がりになるかな・・・と
アクリルをお休みです。
これならちょっと遅くなって帰ってきてもできるし・・
はがき大のミニチュアでも色鉛筆ならなんとかならないかな・・・と

いままで0号の超細い筆で240×270mmの普通の色紙まで挑戦しましたが
細密な絵はどうしても細部が納得いかず・・・

アクリル絵の具の不透明さで塗りなおしなどいくらでも効くのですけど
なんどやっても難しいものは難しい。

たくさん描きたいし、毎晩絵の具広げられないし・・・

そういうことで色鉛筆がアイデアとして浮かんできました。

・絵の具じゃないので同じ色を平坦にざっと塗るのが難しい
・色は12色とか少ないとどうしても重ね塗りがむらになり易い

・・と欠点もいろいろ思いつくけど
先を尖らせればどんな線でも模写できる・・というメリットは捨てがたい。
はがきサイズのミニチュアはこれしか回答がないんじゃないかとさえ思います。



【今日の作品】

喜多川歌麿の最初期の美人画シリーズ
「版画婦人相学十体浮気之相」
十体だから10枚組かと思えば8種しか知られてない(途中打ち切り)うちの一つだそうです。

東京国立博物館にはこれのうち「キラ刷り」(雲母を背景に刷り込んだもの。高級)が重要文化財指定で所蔵されてます。

とはいえ・・版画なので海外にも流出しててニューヨークにもきらずりでないコピーがあったり・・・
たくさんの「本物」があちこちに存在します。


浮世絵・・・そんなに好きでもなかったのですが、この間、歌川国芳の展覧会行って来て・・ちょっと見直して
で・・・思い出したのですが

世にたくさんある浮世絵の美人画で唯一・・・
「ムラっ」と来たのがこの「浮気之相」だったのでそのなまめかしさがかけたらなぁ・・と

まず本物の絵

391x600-2011041900021.jpg

チェストショットのこういうのを美人大首絵といいます。

蔦屋重三郎(つたやじゅうざぶろう)という人がいたんですが
この人が写楽や歌麿を大々的に売り出しました。
左上に枠つけて、これは歌麿さんって人が浮気の気のある女性っつうもんを描いてみましたよ・・
みたいな文字が入ってます。

僕が浮世絵嫌いだったのはこの文字がなんだか野暮ったいなと思ってたからです。
多色ずりの版画で見りゃわかることに名前付けてみたり、作家のサイン以上のものを残すのは
なんと無粋なんだろう・・と。

色数少なくて、表情も変化に乏しい・・とつい最近まで思ってました。
マス出版するために色数少ない・・・顔料をたっぷりとといて、金箔塗りたくる絵がいい・・とおもってたんですが。

やっぱこの絵は以前からなんか印象に残ってました。

着物から胸をはだけてますね・・・。
見えるかどうかよく見ていただきたいのですが
・うなじの毛がほつれてる。
・前髪もちょいほつれてる。

そして・・・
↓これ・・これが気になってた。
uwaki_bubun.jpg

ちょこんとのってる乳首とすっと線で描いた(というより「書いた」。ペイントでなくてドロー。線だけ。)
おっぱい^^。
博物館のは色がないけど外国には乳首にちょっと紅がのってる奴もあるようです。
着物が緑で乳首に紅がのってるのを模写のお手本(粉本といいます)にして本日の模写をしました。

歌麿はやっぱ天才。色少なく版画の線を単純にしないとマス出版ができなかったんだと思うんですが
この少ない色数と微妙な線で歳幼い少女のようなおっぱいと乳首が描けてしまう・・・
300年後の世のおっさんをむらむらさせるとはたいしたものです。

描いてやろうじゃないの・・・・俺・・・描くよ。おっぱいだけは歌麿に負けない・・(うそです)。

・・・と原作を褒めちぎっておきます。

春画もあるし、他に有名な美人画といえばぽっぴんを吹く女とか・・いろいろあるんだけど
この単純な線画で到達した微妙ななまなましさが僕は偉大だと思うのでこれを写します。

好みで乳首がピンクの奴を描く^^(←もういいね。ごめんなさい。)

【色鉛筆の難しさ】
カランダッシュの60色セット・・とか買っても
きっとあらゆる色が好きなように得られることはありません。

混ぜようにも混ざらないのでハッチングして遠めに色が近いと思えるように調節するしかない。
どうせ同じ色にならないのだから12色の100円ショップの色鉛筆でやってみることにしました。
(画材次から次に本格的なの買ってたら破産してしまうし^^)


肌色・・・色鉛筆の肌色ではちょっと赤すぎるな。。。うすーくたてよこにハッチングして黄色を薄く塗ってから白で弱めました。

バックの黄色:これはキラ刷りバージョンでないのでやや黄色にオレンジまぜてとにかくムラにならないように
横長にまっすぐ鉛筆を入れていきました。

服の緑・・・うーん。下のスキャンした奴だとちょっと明るいけど、黄緑をハッチして茶色をハッチしてそのうえに水色を満遍なくおいたら実物は結構いい色(本物:ってか上の写真)に近いと思ったのですが下地の黄緑・・・スキャンで強くでますね。。。。

ところどころの白い着物の模様。白はバックの色紙の色をそのまま抜きます。やや濃い緑で模様が入ってますが
色鉛筆の緑では明るすぎる。緑の上に黄緑と茶色で塗って最後に紫を使いました。


形どりについて・・・
人物はどうしても模写なのに自分好みな感じに描いてしまいます・・・。
気をつけてたんですが
浮世絵の女性の目は細くて小さく、現実からはありえないほど顔に対して傾いてます・・・が
どうも左目がややでかくしかも普通な角度で・・
本物より、目力強いような気がする・・^^(僕的にはこっちの顔の方が好みだから・・いいか・・・)
やっぱり浮世絵の女性の目・・・オリジナルが変すぎてついつい違う現代っぽい描き方になる・・・
あごもついシャープに線引いてしまった・・。でもこれもこのカーブの方が好み・・模写じゃないじゃん^^

おっぱいの模写は望みどおりの本物クオリティな感じでできたと思う(線だから簡単・・・。好みで乳首ピンク・・・爆)

↓これです^^

婦人相学十体_浮気之相_喜多川歌麿.jpg

あはは。楽しいなぁ・・もう3時になっちゃったよ・・・あほだ^^
浮気すんならこんなんがいいねってのが描けた様な・・・

最後に画集紹介して記事を終えます。


浮世絵ギャラリー〈5〉歌麿の美人 (浮世絵ギャラリー (5))

↑薄いけど大型だし、有名な美人画が一通り
婦人相学十躰「ポッピンを吹く娘」
婦人相学十躰「浮気之相」
高名美人六家撰「朝日屋後家」
歌撰恋之部「物思恋」
更衣美人図...

春画が入ってないのがいいです^^ 浮世絵でそこまでやられるとグロいし^^

画集はある程度の大きさで実物みてるみたいに楽しめるものであれば
やたらに色んな作品載ってる必要はないかなと思いますのでこれをお勧めしておきますね。

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